ART of cycling_二輪書

旅するBD-1、東海道五十三次旧道を行く──岡部宿

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BD-1は、birdy classicという名で、現在も販売中です。

DAY 2 17:55_岡部宿

2018.3.23

初日の箱根、そして二日目の薩埵峠ですっかり坂恐怖症になってしまったわたくし。宇津ノ谷峠をBMW i8で越えたとき、やっぱり坂であったことが記憶にありました(しかし、どれ位の勾配のどれほどの長さの坂だったかの記憶は曖昧なのです)。クルマだとアクセルひと踏みビューン! コーナーがあれば、ヒルクライム最高! となるのですが、BD-1だとほんのちょっとの坂道も、苦行以外の何物でもありません。しかし、峠は越えるもの、越えなければならないもの、越えるためにあるもの……。日が暮れそうなので意を決してペダルを踏みます。

なんか旅の気分になってきました。

なんか旅情あふれる雰囲気になってきました

クルマだと、ついつい通り過ごしてましたが、宇津ノ谷峠は実は風情のあるスポットのようです。BD-1なので安心して石畳の道を突き進んでいくことにします。

BD-1を降りて、階段をのぼります。

……が、すぐに階段が現れました。
これくらいの階段ならばと、担いで登ることに。なるべくペダルを漕いで走破するというレギュレーションに反しますが、仕方ありません。

薩埵峠で懲りていたので、この階段を登っていく気にはさらさらなれず……。

しかし、ここから先は明らかに徒歩の道のようです。無理してもロクなことがないことは、薩埵峠で経験済み。地図を見るとすぐ横を通っている県道208号線にいずれ合流することになっています。ならばと県道208号線──藤枝静岡線に出て、ショートカットすることにしました。県道208号線に出ると、すぐに隧道の入り口に出ます。実はこの宇津ノ谷隧道を抜けるのは初めて。BMW i8のときは工事中だったため、この隧道の前でUターンを強いられたからです。ここまで走ってきて、ようやく思い出しました。だから、宇津ノ谷峠の記憶がぽっかり抜けていたのです。

2015年当時にあったバリケードがない!
2015年にBMW i8で東海道を走破したときは、宇津ノ谷隧道(大正トンネル)は全面通行止めでした。それより、明治トンネルは自転車通行できると書いてありました。

宇津ノ谷峠は心配していたよりも、ぜんぜん軽くピークに到着。とはいえ、キコキコとゆっくりしか進みませんので、S兄ィは先へどんどん進んでもらいました。いわゆる斥候部隊です。

東海道旧道を歩けば、明治トンネルという、さらに趣深い隧道を抜けれらたようです。後日ネットで検索したら、自転車で明治トンネルを通り抜けている人もいたようですが、まあ、それはそれとして。

なるべく旧東海道にこだわりたいのです。

肝心の宿場・岡部宿はあっさりと通過

さて、宇津ノ谷峠隧道を抜けて下っていくと、左に東海道旧道につながる小径が現れます。一応、念のためにその道に分け入って、BD-1で通過することが難しいことを確認。BD-1で走破することもできたかもしれませんが、夕暮れ迫る時刻なので、無理は禁物です。そのまま坂を駆け下りて、岡部宿へ。

西行もこの地を訪れたとは、感慨深い……。

東海道旧道は、細い右側のルート。ちょうどその分岐点になにやら看板があります。西行にまつわる悲しい物語の舞台が近くにあるらしい……のですが、そんなことに時間を割いている余裕はありません。急がねば……。

川と山、そして木立が浮世絵に近い構図です。

浮世絵ポイントはこちら。いま越えてきた山が夕日に染まっています。

いまは歴史資料館となっていますが、営業は終了していました。

そして本陣近くの大旅籠柏屋前で記念撮影。県道208号線の裏道など、整備された走りやすい道を進み、国道1号線に突き当たる〈内谷新田〉に建てられた巨大キノコのような「これより東海道岡部宿」の石碑で岡部宿と別れを告げます。

常夜灯にしてはやたらと勇ましい形態の石碑。

●GoProからの1枚

夜だと、ちょっと1人では通りたくない隧道。

隧道は、ちょっとおどろおどろしい。

注:〈  〉内は交差点名を表します。

次の宿場はこちら。

一つ手前の宿場はこちら。

東海道五十三次全日程はこちら。

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