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BMW i8で行く東海道五十三次旧道の旅◎07_平塚

更新日:

day 1 13:06

2015.11.26

“呼びやすい名前”

国道1号線──現在の東海道線を西へさらに進みます。
茅ヶ崎駅付近を通り過ぎ、相模川を渡り、〈馬入交差点〉を左へ。
平塚駅前へ向かう通りが旧東海道です。

そろそろランチでもと思い、平塚駅のロータリーへと入っていきますが、めぼしいものが見当たらず、再びもとの旧東海道へ。

旧東海道は平塚駅を過ぎたところから、歩道がアーケードになっています。
沿道にはコインパーキングもあるので、ここなら何かおいしいものにありつけるかも……と思ったのですが、心惹かれるものもなくすぐに出発。

平塚宿には映えるスポットもないなぁ、と諦めかけていたら、右手に心惹かれる建物を発見。

崇善公民館は、旧平塚市議事堂として1950年に建造。
1965年から公民館として使用されてきました。
帝冠様式の威風堂堂の建物ですが、すでに解体することが決定してるとのこと(2018年3月には現存を確認)。
こうした昭和の建築ですら、解体されて跡形もなくなっていくわけですから、東海道五十三次が賑わっていた頃の宿場なんて言わずもがな。
わずかに宿場の本陣跡を石碑などで留めるのみです。

そこで、平塚という地名の由来になった「平塚の塚」へちょっと寄り道。
旧東海道から130mほど北に入った場所にあります。

桓武天皇の流れを汲む平真砂子が857年に没した場所で、遺骸を埋めて塚を築いた場所です。

そこで、「平塚(たいらつか)」という呼び名に。
それがいつしか「平塚(ひらつか)」という呼び名になったというわけです。

そういえば、BMW i8も、当初コンセプトカーは、「ヴィジョン・エフィシエント・ダイナミクス」という呼び名でした。
映画『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』で劇中車として登場しています。
BMW i8は、このコンセプトモデルのデザインをよく受け継いでいて、BMW i8が発売された当初、都内で走らせていると「トム・クルーズの映画に出ていたクルマですよね?」と声を掛けられたものです。
市販モデルではi8という名前に変更されましたが、「ヴィジョン・エフィシエント・ダイナミクス」という名前自体がコンセプトカー(というかプロジェクト)を象徴している呼び名ですからね。
平塚の場合はきっと「たいらつか」より「ひらつか」の方が呼びやすかったということでしょうか。

再び国道1号線へと合流する〈古花水橋〉あたりが、歌川広重の浮世絵が描かれたあたり。
ここが平塚宿の京方になり、現在はかつての一里塚のように整備されています。

注:〈  〉内は交差点名を表します。

平塚
Hiratsuka

その昔の平塚宿は、現在の平塚の繁華街よりも西に位置しており、現在の市民センター付近に江戸方面からの入口があったらしい。比較的小規模の宿場だったようだが、宿としての成り立ちは、鎌倉時代に遡るといわれている。

次の宿場はこちら。

ひとつ手前の宿場はこちら。

折りたたみミニベロ、BD-1での東海道五十三次旧道の旅もあります。

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