ART of cycling_二輪書

旅するBD-1、東海道五十三次を行く◎38_岡崎

BD-1で走破した、東海道五十三次の旅の記録。2018年3月23日〜28日の4泊5日をかけたポタリングの様子を宿場ごとにレポートしています。

DAY 4 11:15_岡崎宿

2018.3.26

27箇所も曲がり角はあるのか?

〈岡崎インター西〉を通過し、国道1号線から右へそれて少し走ると、「岡崎二十七曲り碑」と冠木門が見えてきます。児童公園にでもなっていそうな三角形の敷地です。

この冠木門と石碑から「岡崎二十七曲り」はスタートです。

ここから東海道五十三次旧道におけるオリエンテーリングのスタートです(と言っても、たいていの曲がり角に標識などがあるので、コンパスも地図もなくてもほぼほぼ大丈夫)。

数字ではなく、「いろは」で次の角がわかるように表示。東海道旧道だから「いろは」にしたのでしょうが、外国人旅行客には普通に数字のほうが分かりやすいかもしれません。そもそも「お」まであるのか???
曲がり角を数えてみましたが、27に達せず……。

ルートを確認すると、27箇所も曲がり角があるようには見えません(というか、27箇所もない)。それでも国道1号線を通れば矢作川まで3kmちょっとですが、東海道旧道では4.5kmほどと遠回り。距離を稼いでおきたい身にとっては、楽しいけれどちょっと面倒なコースです。

急いで岡崎二十七曲りを通過しましたが、ゆっくり歩けば見どころはたくさんあるようです。

これは「金(きん)の草鞋」と呼んでいいでしょう。もともとは「金(かね)の草鞋」と読むそうですが……。この二十七曲りで年上女房を探せということでしょうか。
途中の川沿いは、ちょうど桜も盛りでした。
八丁味噌エリアを抜けたあたりにある標柱は、きわめてざっくりとした案内。横に置かれた虎の鬼瓦が愛嬌あります。

ルートミスの注意ポイント

岡崎二十七曲りでの注意ポイントは3箇所。

ひとつめは、籠田公園。
旧東海道は、区画整理のためか公園になっています。もちろん、公園を囲んでいる道路を辿るのもいいでしょうが、ここはなるべく旧道に近いルートをとるために、公園を突っ切って進みます。

公園内におそらく通行人が多くて自然にできたであろう通り道があります。

ふたつめは川沿いを走った後に通過する三清橋を渡ったポイント。
標識があるのでまず大丈夫ですが、側道へと下りていきます。クルマでは通ることのできない道です。

歩道の脇を下っていきます。
万が一、歩道を下っても、その先で旧道にリカバーできます。
側道を下り切ると、丁寧な道案内。「まっすぐ進んで左折」。

3つめは、側道へと下りてすぐに国道1号線に突き当たるのですが、東海道旧道は国道1号線に分断されているのです。徒歩でもクルマでも、国道1号線の向こう側に続く旧道へは、当時のルートでは進むことができません。
そこで、〈八帖〉の歩道橋を渡って迂回することに。

東海道旧道は、国道1号線によって分断されております。
歩道橋を渡って、国道1号線をパスします。

東海道旧道にルート復帰した後は、一度右折するだけです。

宮崎あおいの手は、想像よりたくましかった!?

むかしながらの街並みが残る八丁味噌エリア。

愛知環状鉄道の高架下を通ると、そこは「まるや八丁味噌」エリア。八帖往還通りに八丁蔵通りが突き当たる交差点に、連続テレビ小説のロケ地だったことを偲ぶ碑が建っていました。

東海道旧道は、八丁蔵通りではなく、もう1本矢作川側にある道となります。
イメージではもっと、華奢な手形だと思っていましたが……。サインの文字も10代らしい丸文字です。

2006年に放送された『純情きらり』のロケ地だったようです。残念ながらこの当時、連続テレビ小説は観ていなかったので、なんの感慨もなく素通りです(ちなみに私が連続テレビ小説を観るようになったのは、『ゲゲゲの女房』から)。

矢作橋を背景に、浮世絵のようなポイントで撮影。岡崎城は見えません。

矢作川を渡るために、再び国道1号線に戻り、矢作橋で対岸へ。
そしてここが浮世絵ポイントととなります。

注:〈  〉内は交差点名を表します。


●コンデジからの1枚

わざわざ注意書きがあるということは、このベンチで酔いつぶれて寝てしまう人がいるということですね。

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