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BMW i8で行く東海道五十三次旧道の旅◎05_戸塚

更新日:

day 1 11:28

2015.11.26

“取り回しは良好”

権太坂を上りきり、〈境木地蔵尊前〉の6叉路(?)を間違えないように「品濃一里塚」へ向かう細い下り坂へ。

東海道五十三次旧道、覚悟はしてましたが、これほどの細い生活道路みたいなルートは、もっと都心を離れたところで出てくるものとばかり思っていたので、いきなりの洗礼です。

非常に狭い道幅ですが、一方通行でもない様子。
沿道の家々の駐車スペースには、通行車が離合──すれ違いの際に敷地内に片輪をはみ出さないようにポールなどがこれでもか、と並べられています。

BMW i8は、その異形の出で立ちから想像するのとは裏腹に、意外と取り回しがしやすいのが特徴です。

スーパーカーのなかには、リアフェンダーの方が大きく張り出しているために、駐車スペースに真っ直ぐ入れたつもりが、若干斜めになっていたり……するものですが、BMW i8の場合はそんなことはありません。

つまり、リアのホイールを縁石などに擦ってしまわないか気を配る必要があまりありません(もし、擦ってしまったという方がいれば、それは運転技術の違いということで、ノークレームでお願いいたします)。

この点は、流石にBMWというところ。
(しかし、こうしたことがBMW i8の美徳でもあり欠点でもあるのですが……)

運良く、対向車とすれ違いもなく、急いでこの区間を通り抜けます。

さすがに階段&歩道橋はむりです

そしてこの旅初めての試練。

なんと、「品濃坂」では、東海道旧道が歩道橋になっておりました。

東海道旧道はもともと徒歩での道。

幹線道路の建設などで旧道が寸断される際に、こうして歩道橋として、古の道を守ったのでしょう。

もちろんBMW i8で歩道橋を渡れるはずもありません。
品濃坂で大きく右に迂回して坂を下り、環状2号線に出ます。

東海道旧道のルートはしばしあきらめて、環状2号線を南下。
〈平戸立体〉で国道1号線──東海道へと右折。

東海道旧道は、国道1号線と並行する細い道へ入ったり出たりしますが、面倒なのでそのまま国道1号線を走ります。

歌川広重の浮世絵は、現在の柏尾川に架かる橋のあたりが描かれています。
戸塚駅の辺りは、線路をアンダーパスしてスルー。
クルマを停めて、撮影するようなゆとりもなく、そのまま先を急ぎます。

「東海道中膝栗毛」では、弥次郎兵衛と喜多八が宿泊した戸塚。
ここでまだ余裕がありましたが最初の給油です。

ちなみに、弥次郎兵衛と喜多八は、17、18歳くらいの娘に呼び止められて泊まる宿を決めます。

ふたりはこの娘をその晩に抱こうと張り切るのですが、見事に肩すかしを食らって、徹夜してしまうという……。

いまの日本では、まず間違いなくアウトな設定。
(抱いてないからセーフ、ともいえますが)

われわれは、そんな邪なことを考える間もなく、ガソリンを満タンにして再スタートです。

注:〈  〉内は交差点名を表します。

戸塚
Totsuka

日本橋から5番目となる戸塚宿は、相模国の東端の宿場。鎌倉道を始めとする分岐点が幾つかあって交通の要衝であった。当時の旅人は、一日平均で約39km歩いたそうで、江戸を早朝に出ると戸塚で宿泊するケースが多かった。

次の宿場はこちら。

ひとつ手前の宿場はこちら。

折りたたみミニベロ、BD-1での東海道五十三次旧道の旅もあります。

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