ART of foods & drink_おふとりさま

ティーヌン_パクチー大盛りは日本流です

バンコクモーターショーを3回ほど取材したことがあります。
プレスデイだったと思うのですが、会場でいつもランチに出されていたのが、たしか「カオソイ」。
主催者のお偉い方とのランチなので、キンキンに冷えた応接室のような会議室のような場所で食べるのです。
列席者は、日本から取材に来ているフリーランスも含めたプレス関係者です。

器もそうですが、盛りつけもシンプルで洗練されています。
ライムやレモンを搾り、刻んだ紫タマネギをお好みで。追加の香辛料(名前は不明)は、そもそも辛いのでパス。パクチー大盛りにしたいのですが、バンコクではそういうのはありませんでした。パクチーの代わりにコブミカンの葉を素揚げしたものとかもよく見かけました。本場なのに、パクチー率が低い! とクレーム付けたくなったほどです。っていうか、パクチー大盛りって、タイ料理が日本に入ってきて独自に進化した文化なんですね、きっと。バンコクが本場なので、本場に倣ったスタイルで食することにしました。

さて、この麺料理が忘れられないくらい美味しかったのです。スープは少なくて、麺に絡める程度。揚げた麺がのっているのもポイント。毎年ご馳走になるのが楽しみになっていたほどです。

ところでどうして毎年、バンコクモーターショーに出掛けていたのかというと、。当時私が編集長をつとめていた月刊誌のバンコク版が出版されていたからです。その版元がバンコクモーターショーを開催していた関係で、毎年取材していたのでした。

しかし、タイの政治情勢が怪しくなり、タイ版雑誌の広告収入が激減したこともあり、あえなく休刊。バンコクに渡ることも2015年以来なくなっていました。

久しぶりにティーヌンでトムヤムラーメンを食べたとき、その思い出のラーメンに似ているメニュー写真を発見。期間限定品ということで、再訪することに。

茹でたもやしの上に揚げた麺がのっています。
スライスした紫タマネギも入っています。
おおっ! まさしくこれだ!
さっそくレンゲにのったレモンを搾っていただきます。
パクチーはバンコクでは掟破りの大盛り。

カオソイ(タイカレーラーメン) 930円。

中にしっかりと鶏肉もはいっています。
スープと云うより、カレーのルーに麺を絡めて食べるという感じも同じ。

食べているうちに、あの湿度の高い熱気が懐かしく思い出されました。
なんか、プライベートでバンコクに遊びに行ってみたくなった、郷愁のおふとりさまでした。