ART of cycling_二輪書

旅するBD-1、東海道五十三次旧道を行く──二川宿

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BD-1は、birdy classicという名で、現在も販売中です

DAY 3 17:38_二川宿

2018.3.24

潮見坂を登りきって、高台の東海道旧道を進んでいくと、白須賀宿本陣のある細い通りを走っていきます。

古い家と最近建てられた民家とが乱立する通りなのですが、落ち着いていて静かな道です。個人的には嫌いではありません。

かつての旧道が、たまたま時代の変化に取り残されたことでむかしの町並みが取り壊されずに今に伝わるのもいいのですが、こうしていまや幹線道路ではなくなった宿場筋が、今を生きる人達の生活に合わせて変化していくさまもいいものです。

二川の浮世絵ポイントは、かなり白須賀寄りにあります。

二川の浮世絵ポイントは、白須賀宿のはずれ、猿ヶ馬場あたりです。白須賀宿の加宿である境宿です。ちょうど道標が建てられているのですぐにそれと分かります。

その後、国道1号線に合流した後、4km弱走ります。〈二川ガード南〉を右折、東海道新幹線のガードをくぐります。

と、書くとサラリと右折したようですが、実はうっかり通り過ぎてしまい、慌ててUターン。ガードをくぐって旧道に戻ったのでした。

夕暮れに黄昏れてみたい

満開の桜のピンクを写真では表現できませんでしたが、日常にある風景で美しいと感じることができるのは幸せです。

国道1号線を離れてすぐに、梅田川にかかる小さな橋を渡るのですが、そのとき川面に映る夕日が美しくて、思わずカメラでパチリ。川の土手に植えられた桜も満開。こうしたいつでも立ち止まって景色に心を奪われることができるのが、ポタリングのいいところかもしれません。暗くなる前にこの日の宿を確定したかったのですが、その課題は先回しにして先を急ぎます。

川を渡ると次は東海道本線の踏切です。
踏切をわたるとちょうど貨物列車が通過しました。そこでまたまた思わずパチリ。

改築されて綺麗になった駒屋。17時までなら無料で見学できます。

このさきの旧道は、とても雰囲気のある町並みが残されています。旧商家駒屋は入館料も無料なので、街道歩きの人にとっては立ち寄る価値はあるでしょう。

しかし、すでに閉館時間の17時を過ぎているので、中を覗くこともできません。駒屋の前で記念写真を撮影して、さらに先を急ぐことにします。

駒屋横の裏道も、キレイに整備されていました。こちらは東海道ではありません。

一日の最後はやっぱり上り坂で

二川駅前を通り過ぎて、〈火打坂〉を右折。
地名に「坂」がつくということは、登り坂かよー、と思っていたら案の定坂道でした……。

二川駅は想像以上に立派なつくり。
交差点の名前が火打坂。向かう先は上り坂になっているのがちらりと垣間見えます。

むかしからある地名は、本当に地形や自然災害を予見できる先達からの知恵ですね。
宅地開発して売らんがためにつけられた、●●ヶ丘とか、●●台とか、コジャレた地名はもともとはマイナスイメージの地名(つまり自然災害に弱い、もしくは湿地であったことが分かる地名)であったりすることが多いよなぁ、なんて考えつつ、ゆるい坂道を登っていきます。

その後、東海道旧道は国道1号線となり、豊橋市の中心へと向かいます。
下り坂になっていたため、禁を犯して猛スピードで吉田宿を目指します。

注:〈  〉内は交差点名を表します。

●GoProからの1枚

西へ向かうということは、夕日に向かって走るということ。景色がすべてオレンジ色に染まります。

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