直感を信じて入店
ひとりで札幌に取材の折は……。
気兼ねなく、おふとりさま三昧です。
日中、札幌で撮影&取材を済ませ、話が盛りあがったので夜撮もしましょう……ということに。
あたりが暗くなるまでの2時間ほどの空き時間も無駄にはいたしません。
おふとりさまするべし。
ただし、いつものごとく、事前情報は皆無。
しかし、ラーメン店は一期一会。
自分の直観を信じてラーメン店へ飛び込みます。
そこでクルマでラーメン店を探すも、満足いく店構えがなく、4店ほどスルー。
そしてついに見つけたお店がここでした。
暖簾をくぐると、気さくなお兄さんが席へ案内してくれました。
キョロキョロとメニューを探していると、「メニューはこちらです」と、店内のどこからでも目に入る壁を指さしてくれました。
味噌ラーメンと味噌卵ラーメンの2種、以上。
ていうか、味噌ラーメンだけ。
トッピングの卵を選ぶか否かという選択しかありません。
うーん、この潔さ。
私が最も愛するラーメン店の理想のひとつであります。
素晴らしい。
いざ、おふとりさま。
味噌卵らーめん、900円。
玉子ではなくて、卵。
玉子より卵と書いた方が、生っぽい。
というのは、私の勝手な印象です。
たしかに、トロンとしていて、東京によくある濃い味のついた煮卵とちがってシンプルな薄味。
味噌のスープと一緒に口の中に放り込んで、素晴らしい調和をみせる卵です。
そして、そのスープは食べている間中、終始、アチチです。
味噌ラーメンだけでなく、ラーメンはこうでなきゃ。
おいしく頂いていて、ふと気がついたのですが、
店内には有名芸能人のサイン色紙が多数、壁に貼り付けてありました。
残念ながら、芸能人のサイン色紙を飾っている飲食店は、わたしの中で減点の対象だったりします。
まあ、それでも、これだ! という味一本で勝負している訳ですから、その心意気に拍手です。
食べ終えた後、再び撮影現場へ。
とても元気の出るおふとりさまでした。
▼お上品系味噌をおふとりさまするなら、こんなのもあります。
ロ麺ズ らーめん味噌