BMW i8で走破した、東海道五十三次の旅の記録。2015年11月26日〜29日の3泊4日をかけたドライブの様子を宿場ごとにレポートしています。
day 1 10:22
2015.11.26
“まるでステルス戦闘機”
日中は渋滞しているというイメージの強い〈浅間下〉。
特に、横浜駅方面からこの交差点で右折しようと思うと、信号をいくつか待たねばなりません。
〈浅間下〉を右折してすぐに一方通行の路地=旧東海道へと左折します。
旧東海道はこのように、幹線道路に並行していることが多いのです。
さて、少し行くと松原商店街の大きな看板が見えてきます。
昭和の雰囲気が残る商店街へとグイグイ入っていきます。
しかし、この商店街、荷下ろししているトラックなどが駐車していて、とても走りづらいのです。
静かにスルスルと静かにBMW i8は進むので、開店前の準備をしている商店街の人や行き交う人も、背後からだとすぐには気がついてくれません。
そのかわり、振り返ってBMW i8の姿を見ると、一瞬ビックリしたような表情になるのが分かります。
確かに、こんな姿のクルマが、商店街を分け入ってくるなんて誰も想像しないでしょう。
注意しなければならないのは、曜日や時間帯によって、ここは歩行者天国になるということです。
そのまま真っ直ぐ進んで、天王町駅で左折して高架をくぐると、右手に「天王寺町駅前公園」が見えます。
このあたりが、浮世絵に描かれた保土ヶ谷宿、「新町橋」があったところ。
一方通行のため、迂回です
旅は保土ヶ谷駅方面と進みますが、なんと旧東海道である県道201号線は一方通行!
仕方がないので、Uターンして松原商店街近くまで戻り、国道16号線から国道1号線(東海道)へ。
〈保土ヶ谷橋〉で大きく右折してすぐの場所が、保土ヶ谷宿本陣のあったところ。
〈保土ヶ谷一丁目本陣跡前〉の場所がそうです。
隣にタイムズがあったので、そちらにひとまずBMW i8を入庫。
隣にあるスーパーで飲み物を調達してリフレッシュ。
交通量も増えてきた国道1号線をさらにすすみます。
〈保土ヶ谷二丁目〉では、東海道旧道に向かうために右折レーンに。
東海道旧道を700mほど進むとT字路に突き当たります。
ここを左に折れて100m少し進んだところを右折します。
クルマだとうっかり見逃してしまいそうな小さな道なので要注意。
この小径に入って急な坂を登っていくと、横浜横須賀道路をオーバーパスします。
この辺りが「権太坂」です。
むかし、旅人が坂道の名前を近くにいた老人に尋ねたところ、その老人は耳が遠かったため、自分の名前を聞かれたと思い、「権太」と答えたそう。
それがそのまま坂道の由来になったという「権太坂」。
この権太坂からは、かつては海が見えたそうですが、今は昔のお話。
どこまでもマンションなどのビルが続いています。
ちなみに、前の宿場からの時間が少しかかりすぎているのは、取材機材をピックアップするために、途中で自宅に寄ったからです。
注:〈 〉内は交差点名を表します。
保土ヶ谷
Hodogaya
保土ヶ谷宿は、昔流にいえば武蔵野国の西端の宿駅。宿の東側の入口となっていたその昔の帷子橋は、長さがおよそ27mあって、歌川広重が描いたことでも知られる。また、宿の西のはずれの権太坂は当時難所で知られた急坂だった。
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折りたたみミニベロ、BD-1での東海道五十三次旧道の旅もあります。