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BMW i8で行く東海道五十三次の旅◎11_三島
BMW i8で走破した、東海道五十三次の旅の記録。2015年11月26日〜29日の3泊4日をかけたドライブの様子を宿場ごとにレポートしています。
day 1 17:57
2015.11.26
スポーティだけどコンフォート
箱根峠から、すっかり暗くなった国道1号線を通って、三島まで一気に下っていきます。
東海道旧道は、〈五本松〉で国道1号線を逸れますが、そのまま下っていき、〈南二日町I.C.東〉で国道1号線を下りて、三嶋大社へと向かいます。
歌川広重の浮世絵では、まさにこの三嶋大社の前を往く旅人の姿が描かれているのです。
ただし、その時間帯は「朝」。
BMW i8で到着したときにはすでに日も暮れた夕刻でした。
東海道中膝栗毛の描かれた時代では、無事に箱根を越えて三島に到着すると、「山祝い」を行ったそう。
無事に難所である箱根峠を越えて、そのお祝いの宴をしたそうです。
三島の飯盛女は、街道筋でも有名であったと言うことですから、その宴というのもいかなるものか、お察しの通り、だと思います。
どんな宴かはさておき、三島で旅人が散財したことは確かなことのようです。
BMW i8では、三島ではなく、箱根を登る際に調子に乗って楽しんだために、ガソリンを散財してしまいました。
i8にはスポーツがない!?
BMW i8は、あくまでも「持続可能」なクルマの未来のひとつの提示。
BMWの「i」シリーズは、スポーティさや走りがプライオリティの1番目にくることはありません。
そのためか、その他のBMWのように、ドライブモードに「スポーツ」が存在しません。
もっともスポーティなモードでも「コンフォート」。
しかし、これは言葉の綾のようなところもあって、「コンフォート」を選択して、シフトノブで「スポーツ」をセレクトしてパドルシフトでシフトチェンジすれば、かなりスポーティな走りを楽しむことができます。
箱根を登る際は、この組み合わせで楽しんでしまったのでした。
ここからは、ドライブモードを「エコプロ」に切り替えて、省エネモードで走ることにします。
注:〈 〉内は交差点名を表します。
三島
Mishima
日本橋から11番目の宿駅に指定された三島宿は、古くから三島明神の門前町として開けていたところ。かの歌川広重が東海道五十三次を描いた三島宿には、朝霧の中、三島明神の鳥居の前を行き交う旅人の様子が描かれている。
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▼折りたたみミニベロ、BD-1での東海道五十三次旧道の旅もあります。
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ニシヤマヨシヒコ
大学卒業後、ドキュメンタリー映像の助監督を経て出版業界へ。某建築雑誌の版元で編集技術をマスターし、クルマ系雑誌編集部のある版元へ移籍。その後、版元を渡り歩きながら興味の赴くままにカメラ雑誌、ガレージ雑誌、グラビア誌のほかにBMWやランボルギーニの専門誌などを立ち上げ、2017年までスーパーカー専門誌の編集長を務める。2019年からはWEBマガジンの新規立ちあげならびにリニューアルに編集長として携わり、現在フリーで活動中。日本旅行作家協会会員。
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