ART of foods_おふとりさま

ペヤング 激辛やきそば_やっぱりマヨでマイルドがいい

辛いけど、何かが足りない

袋に入ったソースを、指で押して出せるだけ出して、麺の色が均一になるように混ぜ合わせます。いつも思うのですが、どうしてカップやきそばは、ソースを混ぜ合わせるとかやくの姿がなくなってしまうのでしょう。どんなに気をつけてかき混ぜてみても、かやくのキャベツその他は、麺の下に隠れてしまうのです。

白い容器にピッタリとくっついてしまった小さなキャベツ片は、麺を食べ終わる頃に姿を現すわけですが、完成した後の見た目はなんとも味気ないものになってしまうという、かっぷやきそばの宿命はなんともならないのでしょうか。

カップやきそばに残された次なる命題は、かやくがいかに食欲をそそるようにバランスよく麺に散りばめられるか、にあるでしょう。自分的には、キャベツ片がちょっと小さすぎる感あり。もっと、大胆にザックリと!

という、カップやきそば界への提言なんぞはどうでも良くて、“辛さ”はどうなのか?

明らかに「獄激辛」>「激辛MAX END」>「激辛」という辛さヒエラルキーでした。

なので、辛い食べ物が好きな人には、この「激辛」は明らかに物足りないでしょう。私も普通に完食することができました。

辛いものが好きな私ですが、限界にチャレンジするなんて馬鹿なことをやる歳でもないので、辛さと美味しさのほどよいバランスの着地点を追い求めている今日この頃です。さて、今回の三部作ではどこがちょうどうよい着地点なのでしょうか。

獄激辛:辛さだけが際立っており、もはや罰ゲームの域。美味しさとは別モノのカップやきそばです。
激辛MAX END:ギリギリ、ソースの味わいを楽しめますが、美味しさとは別次元です。

ということで、今回の「激辛」に期待がかかるのですが、なんか、こう、胸を張って、「おいしー!」とオススメできないのです。

ソースにはマヨネーズが一番と悟ったのでした

さて、その理由は何なのでしょうか?

そもそもソース焼きそばの「辛さ」の調節は、ハラペーニョを始めとする唐辛子系ではありません。やはり自分的には、黒胡椒(それも粉胡椒)でしょう。つまり、ソース╳胡椒の組み合わせは美味しいけれど、ソース╳唐辛子は、ミスマッチ、というか、舌が慣れていないだけなのかも。

そこで、ソース系やきそばによくあうものといえば、マヨネーズが挙げられます。たこ焼きやお好み焼きなどのソース系粉もんにも、いまやマヨネーズは定番トッピングです。ソース╳マヨネーズは鉄板の組み合わせといっていいでしょう。

マヨネーズはソースをマイルドに仕立て、奥深い味を演出しているのです。

と、ここまで考えて、イマイチ美味しさを感じられなかった理由に思い当たりました。ソース系やきそばには、マヨネーズ+マスタードに慣れているため、求めている辛さの質がそもそも違ったのです。鼻にツンとくる辛さを欲しているのです。だから、唐辛子系の辛さがミスマッチに感じてしまうのでしょう。

というわけで、三部作を食べて導き出した結論。ソース系のカップやきそばは、普通のものにマヨネーズと鰹節、そして少量のマスタードを自分でトッピングするのがベター。

やきそばに純粋に辛さを求めるのなら、ソース系ではない別の味のベースがいいかもしれません。もはやそれをやきそばと呼べるか否かは別として。そんなことが分かったおふとりさまでした。

・製品名:ペヤング 激辛やきそば
・価格:193円(税別)
・入手価格:およそ500円
・メーカー:まるか食品株式会社
・おあずけ時間:3分
・カロリー:556kcal
・1食あたりの重量:118g
・湯量:480ml

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