子どもの頃から、見るとワクワクするテトラポッド
コンクリ愛と巨大建造物好きの両方を満たすものといえば、テトラポッドです(諸説あります)。
幼い頃に父親に連れられて行った海釣りの記憶は、コンクリートの防波堤とテトラポッドとともにあります。
ということはさておき、テトラポッドとは登録商標で、一般名詞では消波ブロックと呼びます。ウォークマンと一緒です(例えが古いですね、いまならさしづめiPhoneと一緒です)。
いくつかのデザインがある四脚ブロックですが、「不動テトラ」が手掛けるものを、テトラポッドと呼び、これが自分にとっての消波ブロックの形です。
防波堤にたくさん組まれて並んでいる光景もたまりませんが、これから運ばれるのを待っているテトラポッドが、埋立地の原っぱに置かれている姿にもグッとそそられてしまいます。
これまでも、幾度か雑誌の撮影で使ってきたモチーフです。
このテトラポッドのスケール感は、おそらく人それぞれでしょう。なぜならば、1個0.5トンから80トンまで、サイズが18種類くらいあるのです。河川や海岸で見かけるテトラポッドのサイズによって、各人のテトラポッドスケール感は大きく変わってきます。
ちなみに、0.5トンが高さ0.9メートル。80トンが5mです。
庭に巨大な自然石を配置するのは、日本庭園では当たり前。個人宅の庭でも見かける光景です。
しかし、自分ならテトラポッドを庭に配置するよなぁ、と昔から思っていました。ペンキで塗ったら、そのまま現代アートです。0.5トンサイズなら、未完箱の玄関に置いても大丈夫。
1個くらい、家にテトラポッドがあってもいいじゃん!
ひとつ幾らぐらいするんだろう?→運送費の方が高そうだ→そもそも玄関に置いたら家族に叱られそうだ……。
今はやっぱり購入することは難しそうです。というか、購入先をまず探さないと。
と、思っていたら、卓上テトラポッドがありました。
サイズは3種類。とりあえず、MサイズとSサイズをポチッと。ペーパーウェイトとしても、オブジェとしても、まさにピッタリのサイズ。
Mサイズは、H:63mm、W:75mm。
Sサイズは、H:38mm、W:46mm。
ひとつひとつの表情が異なっているのも素晴らしい。これはコンクリートならでしょう。
なにより、本物のテトラポッドが欲しい欲しい病を一時的に忘れさせてくれる、癒し効果があります。
ただし、新たにL(H:141mm、W:168)mmサイズを購入するか否か、そちらの物欲魂はただいま全開ではあります。
そういえば、aikoの『ボーイフレンド』の歌詞で、テトラポッドに登っちゃう女の子の姿を想像してましたが、歌詞では「テトラポット」となっています。登録商標だから使えなかったのか、それともテトラポットという宇宙船か何かなのかは不明。まあ、どうでもいいことなんですけどね。
この塊感がたまりません!