E30M3で走破した、中山道六十九次の旅の記録。2018年12月11日〜15日の4泊5日をかけたドライブの様子を宿場ごとにレポートしています。
DAY 1 8:23_深谷
2018.12.11
●そろそろ世の中が動き出してきた中山道旧道
朝陽も昇り、ようやくあたりの景色が分かるようになって、一気に旅も快調になると思いきや、当然のことながら問題が発生。ひとつは、朝になって世の中が動き始めたことによって、気軽にE30M3を道端に止められなくなったこと。そして、徹夜で運転してきた疲れがそろそろ……。そんなわけで、記憶に残る景色があまりにも乏しい。
ひとつ前の熊谷宿からの旧東海道は、基本的に国道17号線に並行して伸びており、埼玉県立深谷第一高等学校を右手、黄色い銀杏の樹を左手に見えた先で17号線をクロスした先が深谷宿。深谷宿の江戸方を示す常夜灯があるらしいのだけれども、そんなものには気が付かず直進。アプリの示す浮世絵ポイントも「それらしい」エモーショナルな「なにもの」も見つけられず、そのままスルー。
深谷宿本陣のポイントでもそれらしきものを見つけることができず、深谷宿もきっと、クルマだと旧街道だと知らない人は通り過ぎていく場所に過ぎないなと思った瞬間、右手にちょっとそれらしい建物。しかも道路の横は建物を取り払った跡地。さっとE30M3を旧中山道の脇に停めて、ここを深谷宿の証拠写真として撮影。
旧街道の風情を残した建物は、七ツ梅酒造跡。「中山道深谷宿本舗」として活用されていることは、もちろん当時は知る由もなく。ちなみに、深谷宿本陣跡には、とても控えめな案内板と標柱もあったことは、2019年の春にBD−1で中山道を走破したときに気がついた。やはり、クルマだと視覚から得られる街道旅の情報量も当然ながら限られてしまうのだ。
●眠くなったら無理せず仮眠
さて、各宿場で最低でも2カット撮影するというノルマの半分を終えてホッとしたせいか、すぐ目の前にあったファミリーマートに駐車して眠気覚ましのコーヒーを車内で飲んでいたら、眠気が覚めるどころか、そのまま40分ほど落ちてしまっていました。
期せずして仮眠を済ませ、リフレッシュして再スタート。400mほど走ると深谷宿の京方に当たる場所。右手に旧中山道筋で最大級といわれる常夜灯があるのだけれども、個人宅の敷地内にあるような感じなので、その前の呑龍院の梵鐘の前にE30M3を停めて撮影。
記憶には乏しいけれど、仮眠したため滞在時間だけは長かった深谷宿に別れを告げて、いざ本庄宿へ。
※注:〈 〉内は、交差点名をさします。
◎E30 M3の車窓から
コンビニの駐車場で寝落ちしてしまっている間に、通勤通学の人たちが大勢通り過ぎていったようでした。
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