ART of foods & drink_おふとりさま

どうとんぼり神座_女子力高めの野菜スープラーメン

「とにかく、飲んだ後でもつるっと食べられるラーメンですよ」と、後輩に押しつけがましく勧められたのが、初神座(かむくら)。
当時、関西に転勤していた後輩Hに勧められるままに、テーブルにある無料トッピングできるニラを大量に投入し、おふとりさましたのは何年前のことだろう。

そして、その神座が関東に進出し、関西出張しなくとも食べられるようになって何年経っただろう。
たまたま通りがかった恵比寿駅にも、神座を見つけてしまったのです。

年の瀬の華金の夜。
打ち合わせ後に一人寂しくラーメン。
厨房をぐるりと矩形に囲んだカウンターに座って、名前からして押しつけがましい「おいしいラーメン」を待っているときに、カウンターを見回してみると……。

おひとりさましている女子の多いこと。
恵比寿駅という土地柄、ひとりでラーメンすすっている女子も絵になります。
そういえばミラノで、日本でなら「まずいラーメン」とランクづけされるラーメン屋を2店、二日に分けて入ったとき、ふたり連れのミラノ女子がラーメンすすっている姿は、なんかこう、いろいろ妄想を掻き立てられてそそられたものです。

軽く妄想トリップしている間に、名前からして自信満々の「おいしいラーメン」が運ばれてきました。
追加料金のかかるトッピングなし 650円。
卓上のニラは無料。

野菜いっぱいやさしいスープ……
フレンチレストランのオーナーシェフが創業者……
女子ウケしそうなラーメンということなのでしょう。
でも、初デートで女性を誘っていいということではありません。

なんかこう、からだに優しいような気になる炭水化物で自分を誤魔化した麺で、実は2017年のおふとりさまを終えたのでした。