ART of travel_旅艶

東シナ海を臨む北海荘

ホテルは、第一印象が命

宿泊施設の部屋のドアを開けた時の第一印象は、とても大切です。
ネットで事前に部屋の写真を見ていた時は、写真の印象とどれくらい異なるか、その検証をわずか数秒で完了してしまいます。
ホテルの部屋や外観の写真は、竣工当時、もしくはリニューアル当時に撮影した写真がほとんどですから、参考程度にしか見てはいませんが、やはり第一印象は気になるものです。

東シナ海を見ながら北海とはいかに?

先日、そのネーミングに惹かれて宿泊したホテルがあります。
その名も『北海荘』。
場所は北海道……ではありません。
もちろん、北海を望む英国やデンマークなどでもありません。
沖縄の恩納村です。
どうして東シナ海を臨むホテルの名が、北海荘なのか……。
気になって仕方がなくなってしまいました。
ANAインターコンチネンタル万座ビーチを眺めながら北海荘に泊まるのも悪くないと思い、予約をとりました。

外観はほぼ立方体で、小綺麗。
久しぶりに畳の上で寝るのもいいなと思い、期待高めで部屋のドアを開けると……。

間接照明の演出は大切

予想と何か違うのです。
一人で泊まるには広すぎるほどの申し分ない間取り。
掘りごたつ形式の横に長いテーブルは、パソコンを開いての仕事に申し分ないスペース。
もちろん、バス・トイレ付き。
畳の香りもします。
しかし、なにか物足りない……。

その理由、隣の部屋に宿泊するスタッフを訪ねた時に判明しました。
イサム・ノグチっぽい照明(よく確認してなかったので、本物かもしれません)が、私の部屋にはなかったのです。
フロントに問い合わせてみると、幼い子供を連れた家族が泊まると、子供が和紙でできた照明を破ってしまうのだとか。
そして破れてしまった照明は、補充することはしないそう。
私の部屋には、空き部屋にあった照明を持ってきてもらいました。
ひとりで畳に敷いたふとんの中で、読書するには照明は必要ですからね。