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旅するBD-1、東海道五十三次を行く◎17_興津

BD-1で走破した、東海道五十三次の旅の記録。2018年3月23日〜28日の4泊5日をかけたポタリングの様子を宿場ごとにレポートしています。

DAY 2 13:18_興津宿

2018.3.24

BD-1を担いで、階段を降りて下った薩埵峠。
薩埵峠入口の公衆トイレからは、舗装された道路になります。
いちど内陸側へとビューンと下っていき、再び海側へ。
興津川は、いまでは橋を渡って対岸へ。
そしてここが興津宿の浮世絵ポイントです。

東海道本線に分断された参道

東海道中膝栗毛でも、府中宿へと急ぐ弥次郎兵衛と北八。
興津宿と江尻宿の描写はほとんどありません。
だからというわけでもないのですが、BD-1のペダルをこいで先を急ぎます。

途中、参道が東海道本線で分断されたため、門から線路を橋で渡ってしか辿り着けない清見寺を右手に見て、走っていきます。

静清バイパスをくぐって2km少し走った、〈辻町〉で信号をわたって旧道へ。

この分かれ道の場所に一本の松が植えられていて、「細井の松原」という標識があります。
たった一本だけの松で松原とは大袈裟と思いましたが、江戸中期には100本ほどの松が、沿道に植えられていたようです。


●GoProからの1枚

興津宿では何台ものサイクリストにすれ違いました。
これから薩埵峠を登るのでしょうか。
興津宿あたりの道は、舗装もよく、路面もフラットなので自転車で走りやすいことは確かです。

注:〈  〉内は交差点名を表します。

  • この記事を書いた人

ニシヤマヨシヒコ

大学卒業後、ドキュメンタリー映像の助監督を経て出版業界へ。某建築雑誌の版元で編集技術をマスターし、クルマ系雑誌編集部のある版元へ移籍。その後、版元を渡り歩きながら興味の赴くままにカメラ雑誌、ガレージ雑誌、グラビア誌のほかにBMWやランボルギーニの専門誌などを立ち上げ、2017年までスーパーカー専門誌の編集長を務める。2019年からはWEBマガジンの新規立ちあげならびにリニューアルに編集長として携わり、現在フリーで活動中。日本旅行作家協会会員。

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