car life_四輪書 E30 M3 life

E30M3をいきなりサーキットで全開走行!

納車されたM3にはSタイヤが装着

納車されたE30M3には、Sタイヤが装着されていました。
サスペンションは社外の車高調。
ホイールは純正の15インチ……なのですが、肝心のキャップがついていません。サーキット仕様にするつもりなら、キャップは必要ありません。それにサーキットを走るならインチアップしたいところ。前オーナーも、サーキット走行を楽しんでいたみたいなので、ABS恵比寿で公道も走れるサーキット仕様にチューニングされていたのです。

前下がりの姿勢がいい感じでした。M3のバッジなども、色が抜けてなくて意外と綺麗。

さて、そんな状態でまずは横浜からラリーキッズ伊奈まで自走。
ミニサーキットで全開走行して、現況のポテンシャルを知っておこうという魂胆でした。しかしなんの整備もしてない状態で、いきなり200km走って大丈夫なの? という不安も少々。中央高速で止まってしまったら、ということも考えられましたが、なぜか「行ける!」という根拠のない自信があったのです。
止まった時は止まった時。
当時はそれはそれで企画のネタとしておもしろいと考えたのですが、高速道路の路肩にストップしてしまったら、迷惑千万甚だしい。若気の至りとはいえ、無事にたどり着けてよかった。

とりあえず用意した未塗装のアライのヘルメットも初々しい!

さて、納車後即ミニサーキットで全開走行となったわがE30M3。サスペンションだけでなく、ブレーキパッドもタイヤもすべて買った時のまま。
しかもエンジンオイルを含む油脂類もそのまま。今思うと、オイル関係ぐらいは交換してから走行すべきでした、と反省。当時は、エンジンブローしたら、それはそれで企画になるなぁ、なんて思っておりました。中古市場での価格が上がってしまったいまだと、ちょっと考えられないことです。納車前に、きちんとABS恵比寿で整備されていたのでしょう。

チィィ!シフトノブが……!

見事にポッキリと折れてしまいました。

この日、プロのラリードライバーにも全開で走ってもらった上に、私も楽しくて何周も走ってしまいました。しかし、どこも壊れることなく、さすがBMW。と、報告したかったのですが、あらら、シフトノブがポッキリと……。

走行会後に初期化のために入庫するアクティブカーズ(南アルプス市)まで道のり、シフトチェンジに気を配りましたが、まぁ、なんとか無事にたどり着くことができました。まずは、初期化するにあたってのパーツの洗い出しを行ってもらうためです。もちろん、純正のシフトノブ(イルミネーション付き)をリストアップしてもらったことは言うまでもありません。そして、この純正シフトノブに後々ずっと泣かされてしまうんですよね(笑)。

というわけで、次回からはいよいよ初期化の時の裏話のスタートです。

サイドミラーの塗装剥げが目立っておりました。

そうそうちなみに現在、ラリーキッズ伊那は営業していませんのであしからず。

  • この記事を書いた人

ニシヤマヨシヒコ

大学卒業後、ドキュメンタリー映像の助監督を経て出版業界へ。某建築雑誌の版元で編集技術をマスターし、クルマ系雑誌編集部のある版元へ移籍。その後、版元を渡り歩きながら興味の赴くままにカメラ雑誌、ガレージ雑誌、グラビア誌のほかにBMWやランボルギーニの専門誌などを立ち上げ、2017年までスーパーカー専門誌の編集長を務める。2019年からはWEBマガジンの新規立ちあげならびにリニューアルに編集長として携わり、現在フリーで活動中。日本旅行作家協会会員。

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