gourmet_おふとりさま

赤のれん_同い歳のラーメン

おとなになってわかる味

小学生の頃、特にラーメンは好きではありませんでした。

父親と外食の際、ラーメンだけは避けたいと思っていたほど。

しかし、外食の3回に1度は、ラーメンだったような……。
それくらい強烈な記憶として残っているラーメンは、当時のわたしとしては「はずれ」の外食だったのです。

そんなラーメンですが、いまでは「人類は麺類」を標榜するくらいですから、毎日食べてもウエルカム。

そして父親との思い出のラーメンが、ここ、赤のれんのとんこつラーメンでした。

数年前、父親の思い出に浸りたいために、かつてお店があった場所を訪れると、きれいさっぱり跡形もなく、新しいビルとなっていました。

その後、その赤のれんが、場所を移していることを発見。

テーブルの赤と、シンプルなとんこつラーメン。
ああ、懐かしい。

いよいよ、おふとりさまです。

ラーメン、650円。

食べログで初めて調べてみたら、創業はなんと奇遇にも私の誕生年と同じ昭和46年。
50歳になったら、ふたたび訪れてみようと思ったのでした。

旧店舗のテーブルで食べていたとんこつラーメンを思い出しながらの、おふとりさまでした。

▼こってり系九州ラーメンをおふとりさましたい! なら必見。
ラーメンマン こってりとんこつ(替玉付き)

  • この記事を書いた人

ニシヤマヨシヒコ

大学卒業後、ドキュメンタリー映像の助監督を経て出版業界へ。某建築雑誌の版元で編集技術をマスターし、クルマ系雑誌編集部のある版元へ移籍。その後、版元を渡り歩きながら興味の赴くままにカメラ雑誌、ガレージ雑誌、グラビア誌のほかにBMWやランボルギーニの専門誌などを立ち上げ、2017年までスーパーカー専門誌の編集長を務める。2019年からはWEBマガジンの新規立ちあげならびにリニューアルに編集長として携わり、現在フリーで活動中。日本旅行作家協会会員。

-gourmet_おふとりさま
-,