car life_四輪書 E30 M3 life

わが家にE30M3がやってきた。

2004年10月にE30M3が納車

2004年8月に店頭で見て2カ月ほど経ち、E30M3の納車の日を迎えました。
その日はこれからのE30M3ライフを祝福するかのように、雲ひとつない快晴。

陸運局で車両を引き取ることになっていたので、約束の時間より前に現地入り。
ラックスシルバーのE30M3は、積載車に載せられてやってきました。

積載車から無事に横浜の地へ降り立ったE30M3。
もし純粋なファーストカーだとして購入していたら、こんなに浮き立った心地ではこの日を迎えられなかったかもしれません。
当時は仕事の足としてZ3があったし、もう1台家族クルマがあったので、純粋に雑誌のレポート車輌としての増車だったのです。
トラブルがあってもまったくオッケー。
むしろ、いろいろトラブってくれた方が雑誌のネタとしてウエルカムだったのです。
こうした意味では不純なオーナーだったと、いま白状しましょう。
普通ならば、故障の多いクルマはなるべく避けたいところですよね。

業者の方が登録の諸々の手続きを行ってくれました。
特に希望ナンバーを取りたいとは思わなかったので、それはお任せで。

ナンバーに特にこだわりはありません

そして取り付けられたナンバーが「め・469」という、なんとも中途半端なナンバー。
この後ずっと、「このナンバー、なんの意味ですか?」と聞かれる羽目に。
3桁ナンバーなので、だれもが希望したナンバーだと思ったようでした。
どうせなら「4649」だったら、ストレートに笑いを取れたのに……。
しかしこのナンバーはその後に変わってしまいます。
フロントのナンバープレートを紛失してしまったからです。
(盗難されたと思っているのですが、確たる証拠がありません)。

業者の方からキーを受け取り、まず最初にしたことはボンネットを開けてエンジンを見ること。
エンジンを見たからといって、不具合が分かるわけではありません。
それでも珠玉のS14エンジンを今一度確認しておきたかったのでしょう。

フロントフェンダーから身を乗り出してスロットルをカチカチ動かしていたら、後頭部に強烈な一撃を喰らいました。
ボンネットのダンパーが抜けていて、自重に耐えられずボンネットが閉じてしまったのです。
E30M3からのいきなりの洗礼は、その後の関係を暗示していたと、今ならはっきりと断言できます。

こうして、晴れてE30M3のオーナーになったのでした。

11万969km、ここからスタートです。

  • この記事を書いた人

ニシヤマヨシヒコ

大学卒業後、ドキュメンタリー映像の助監督を経て出版業界へ。某建築雑誌の版元で編集技術をマスターし、クルマ系雑誌編集部のある版元へ移籍。その後、版元を渡り歩きながら興味の赴くままにカメラ雑誌、ガレージ雑誌、グラビア誌のほかにBMWやランボルギーニの専門誌などを立ち上げ、2017年までスーパーカー専門誌の編集長を務める。2019年からはWEBマガジンの新規立ちあげならびにリニューアルに編集長として携わり、現在フリーで活動中。日本旅行作家協会会員。

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