ART of foods_おふとりさま

ティーヌン_隣の芝は青い

月に一度のティーヌン詣で

一月に1度くらいの割合で、私用で都内に用事があります。
正確に言うと、その用事というのは私ではなく、家人なのですが、とにかく定期的に表参道に行く予定があるのです。

午前中に済んでしまうその用件を済ませ、ランチはいつも西早稲田のティーヌンへ行くことになっています。

先日、いつものようにティーヌンへ。
真夏日、猛暑日、そんな言葉が天気予報で連呼される今日このごろ。
その日のメニューは、すでに決まっておりました。

冷やしトムヤム 950円

学生時代、夏のランチでよくたべたメニュー

ティーヌンがオープンした1992年当時から通っていますが、冷やしトムヤムはオープンから2、3年後にできたメニューだったと記憶しています。

夏のランチでよく食べたメニューです。
その冷やしトムヤムを20数年ぶりにオーダー。
麺は中華麺です。

記憶の中の冷やしトムヤムは、試行錯誤しているような感がちょっぴり残っていました。
トムヤムのスープは、ちょっと凍っていたりもしました。
食感にシャリシャリ感が加わり、とにかく冷たかった記憶があります。

しかし、出てきた冷やしトムヤムは、当時とは若干異なっておりました。

まずトッピングされた具材が、いわゆる冷やし中華に準ずるものに。
もやしの代わりにきゅうりと人参。
ハムの代わりには鶏肉が使われていました。
錦糸卵は、当時はトッピングされていなかったように思います(記憶は定かではありません)。
プチトマトは、当時もあったようななかったような……。

最大の違いは、麺。

通常のトムヤムラーメンの中華麺とは異なるように感じました(同じかもしれません)。
茹で具合もちょっと固め。
アルデンテといったところ。

きっと何年もかけて、いまのレシピに落ち着いたのでしょう。
スッパサッパリした冷やしトムヤムは、真夏にぴったり。

しかし、一緒にオーダーした家人は、隣の客が食べている姿を見て、やっぱりいつもの普通の熱いスープと中華麺のトムヤムラーメンにすべきだったと反省。

もし立場が反対だったならば、「秋になる前に冷やしトムヤムを食べるべきだった」と反省するでしょう。

いずれにせよ、シーズン中に一度は食べてしまうおふとりさまなのです。

ということで、隣の芝は青いおふとりさまでした。

▼辛さを求めるなら、こんなおふとりさまもあります。
時屋 辛つけ麺
至高の名店「時屋」が作り出す、辛さ・旨さを兼ね備えた辛つけ麺

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