ART of work_編集者の憂鬱

『サーキットの狼』仕様のヨーロッパSPで、ピュアな心を取り戻す

汚れちまったクルマ好きのココロ

車メディア業界に迷い込んで25年ほど。長く業界の裏表を間近で見てくると、ピュアな心でクルマを見ることが困難になっていることに、ふと気がつくことがあります。

しかし、年に一度は必ず参加することにしているサンマルの集いに出かけると、免許を取得したばかりの頃の初心に還ることができ、クルマへのワクワク感が蘇ってくるのです。ちょうど免許を取ったばかりの頃、実兄がサンマルの325Mテクニック乗っていたので、その頃の記憶とともに、当時の空気感を思い出すからでしょう。

2019年は高熱のため不参加でしたが、今年は元気に参加

さて、そんなサンマルの集いに2年ぶりに出かけた本年、たまたまドライブ途中に立ち寄ったロータス・ヨーロッパが、サンマルの間に停まってくれました。しかも『サーキットの狼』仕様。

一瞬にして、気持ちは幼少期にタイムスリップ。オーナーの方とクルマ談義もして、内外装、エンジンルームまで見学させてもらって、たのしいひととき。自分の愛車とも一緒にヨーロッパの写真をパチリ。

普段見せないあまりのはしゃぎように、サンマル仲間がヨーロッパとの写真を撮ってあげるよと、パチリ。

当時、自分の背丈とほぼ同じだったロータス・ヨーロッパSP。

5歳だか6歳の頃に、初めてヨーロッパを見たときの感動が昨日のことのように思い出され、自分ってクルマ好きだったんだなぁ、と改めて確認。

クルマでワクワクしていた頃(スーパーカーカード見たり、カー消しやミニカーで遊んだり、マップルを脚の間に広げてドライブに出かけたり……などなど)の気持ちを取り戻す事ができました。

やっぱり、ロータス・ヨーロッパSP(狼仕様)は、自分にとってかけがえのない存在なんだなぁ……。クルマって、希少価値とか値段とかパワーとか最高出力とかメーカーとか関係なく、自分にとっての思い出(つまり生き様)とともにあるのです。

ということで、2020年、新たなWEBメディア立ち上げに参画しましたが、コロナ禍でやりたいことの半分もできなかった1年でした。しかし、年の瀬に車好きの初心に戻ることができ、2021年は面白い企画をいろいろ立ち上げて発信していこうと思ったのでした。

みなさま、よいお年を。

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