ART of cycling_二輪書

旅するBD-1、中山道六十九次を行く◎06_桶川

BD-1で走破した、中山道六十九次の旅の記録。2019年4月25日〜30日の5泊6日をかけたポタリングの様子を宿場ごとにレポートしています。

DAY 1 12:24_桶川

2019.4.25

少しだけ、宿場らしい雰囲気になってきた

上尾宿の手前にあるホームセンターで購入したバックル付ベルトで、フロントバッグをハンドルバーに取り付けてみたものの、フィッティングが心配で、実は気もそぞろ。

初日から旅に集中することができず、単調な道をひたすら北上。上尾宿からは4km弱しか離れていません。気もそぞろでしたが、桶川宿は見逃すことはありません。本陣跡近くには、それとわかる古い建物が街道の両側に建っているからです。

矢部家住宅を望む

進行方向左側にあるのが「小林家住宅主屋」、道を挟んで右手に「矢部家住宅店蔵」。残念ながら本陣の建物ではありませんが、旧街道旅の風情を味あわせてくれる建物です。

小林家住宅前では、E30M3での中山道旅の時に撮影したので、道を挟んだ矢部家住宅前でBD-1を撮影。予定よりも遅れているため、こちらも早々に後にして先を急ぎます。

ひょっこり思い出した中山道の景色

道路を隔てて小林家住宅主屋

E30M3で走破したときは真っ暗だったため、まったく桶川あたりの道の記憶がないのですが、BD-1のときは昼過ぎということもあり、気もそぞろでまったく中山道旅に集中できていなかったにもかかわらず、記憶のどこかにあったようです。

それというのも、中山道旧道を走破した1年後に、テレビのワイドショーで見た車載カメラ映像に見覚えがあったのです。その車載映像を初めて見たとき、「中山道の桶川あたりに似てるなぁ」と思ったら、まさしくそうでした。

ワイドショーでは「ひょっこり男」と呼ばれる、自転車での迷惑行為として取り上げられていました。どうやら私が中山道旧道旅チャレンジしていた2019年には、すでに危険行為を繰り返していた模様。E30M3でもBD-1でも、遭遇しなくてよかった、と思いつつ、人間の記憶って、侮れないなぁとも思ったのでした。

◎浮世絵ポイント_曠原之景

桶川宿の浮世絵ポイントは、〈桶川市役所入口〉あたり。桶川宿の京方付近です。浮世絵では、旅人が農夫に道を尋ねているシーン。農夫は麦の穂をこいでいるようです。

桶川宿はここまで

現在の浮世絵ポイントでは、歩道を渡った向こうに、「中山道桶川宿」の標柱が見えます。歩道を渡ってその標柱の前で撮影すればよかったのでしょうが、時間がないので割愛。その代わり、鴻巣宿まで「一里二十六町」あることが分かる、新しい標柱の前で撮影。

一里=3.93km、一町=109mなので(ちなみに一里は三十六町)、サクッと計算すると、およそ6.8kmほどでしょうか……。というか、計算できないので、分かりやすくメートル法でも併記して欲しいと思うのでした。

※注:〈  〉内は、交差点名をさします。


◎GoProからの1枚

「桶川」の文字を標識で発見! 少しだけ嬉しい瞬間。

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