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ペヤング 獄激辛カレーやきそば_カレーらしさはともかく辛い

新たなるチャレンジャー、それはターバンの男

激辛やきそば3部作を無事に乗り越え、もう馬鹿なことはよそうと思っていたのに、また見つけてしまったのです。と、いうより、ペヤングのホームページから情報を得ていたので、無意識のうちに探していたのです。

昭和の誰かの小説に、主人公の男が行くまいと心の中では思いつつ、夜の街を徘徊し、絶対に行くものかと思っている場所の周りをグルグルと歩いていた、というくだりがありました。最終的にはその場所に行ってしまうのですが、主人公がついに抗うことができずに行ってしまうのは、深い仲の女がいる酒場だったか何だったかは思い出せません。そもそも小説が思い出せないのですから。

私が意識して探していたのではないのに、常にコンビニに入ったときにその存在を探していたのは、何を隠そう「獄激辛カレーやきそば」でした。

見つけてはダメだ、もちろん買うことなど、さらには食べてみようなどと思ってはならぬと心では誓いながら、パッケージのターバンの男の姿を常に探していたのです。

一部のコンビニ限定。そして、ドンキホーテ限定。

長野に取材に出かけたとき、駅前のビルにドンキホーテを見つけてしまったのです。ふらふらと吸い寄せられるようにエスカレーターを上り、二階フロアにあるドンキホーテについつい入店してしまったのです。

そして、何か買いたいものがあるわけでもないのに、自然とインスタント食料品のコーナーに向かっていたのです。そこには、ターバンの男が待っていたのでした。

要約すると、閻魔大王よりターバンの男の方が辛いのか否か、決着つけてやろうということで、長野のドンキホーテで激辛カレーやきそばを購入したというわけです。

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  • この記事を書いた人

ニシヤマヨシヒコ

大学卒業後、ドキュメンタリー映像の助監督を経て出版業界へ。某建築雑誌の版元で編集技術をマスターし、クルマ系雑誌編集部のある版元へ移籍。その後、版元を渡り歩きながら興味の赴くままにカメラ雑誌、ガレージ雑誌、グラビア誌のほかにBMWやランボルギーニの専門誌などを立ち上げ、2017年までスーパーカー専門誌の編集長を務める。2019年からはWEBマガジンの新規立ちあげならびにリニューアルに編集長として携わり、現在フリーで活動中。日本旅行作家協会会員。

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