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旅するBD-1、東海道五十三次を行く◎03_神奈川

BD-1で走破した、東海道五十三次の旅の記録。2018年3月23日〜28日の4泊5日をかけたポタリングの様子を宿場ごとにレポートしています。

DAY 1 3:42_神奈川宿

2018.3.23

トラックもしくはタクシーが勢いよく走る第一京浜。
歩道も車道一車線分くらいはある広さなので、
誰も歩いていない歩道を走れば安全かもしれません。
しかし、自転車で走りやすい路面である車道の白線内をひた走ります。
クルマで走り慣れた道路。
それだけに、こんなに遠かった? というのが感想。
第一京浜から横浜中央卸売市場へと繋がる道を渡ったあたりで、
東海道旧道は洲崎大社に向かう道へと右にルートを変更します。
しかし、クルマでは当然そのルートは無理。
自転車だと、中央市場入口の信号より手前のどこかで、反対車線に渡っておく必要があります。
京急神奈川駅の横に出るまでの短い区間ですが、ここはきっちり旧道をトレース。
京急とJRの線路をパスする青木橋を渡り、横断歩道で反対車線へ。
線路(と国道1号線)によって分断された旧東海道のルートに入ります。
マンションに挟まれた、ちょっと寂しい上り坂。
むかし、昼も夜も賑わっていたとはちょっと想像もできないほど。
そして、この旅での初めての上り坂らしい上り坂です。

この坂の途中に、料亭があり、その近辺が浮世絵ポイント。

坂本龍馬の妻が働いた料亭前で

下見で走ったときには、田中屋という料亭の前で記念撮影しましたが、
この田中屋という料亭こそ、広重の浮世絵に描かれた〈さくらや〉ということ。
そして、田中屋で、坂本龍馬の妻おりょうが仲居として働いていたそうです。
(田中屋の前に掲示してある内容の受け売りですが……)
徒歩だと、沿道の歴史を紐解きながらの旅も楽しいでしょうが、ここは先を急ぎます。

クルマだとこの時間帯、走って楽しい浅間下からの坂道。
昨年、息子とポタリングした際に、一度も足をつかずに上りきった坂を横目に再び側道へ。
シャッターの閉ざされた松原商店街を抜けて、保土ヶ谷宿へと向かいます。


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クルマで行く東海道五十三次の旅はこちら。

  • この記事を書いた人

ニシヤマヨシヒコ

大学卒業後、ドキュメンタリー映像の助監督を経て出版業界へ。某建築雑誌の版元で編集技術をマスターし、クルマ系雑誌編集部のある版元へ移籍。その後、版元を渡り歩きながら興味の赴くままにカメラ雑誌、ガレージ雑誌、グラビア誌のほかにBMWやランボルギーニの専門誌などを立ち上げ、2017年までスーパーカー専門誌の編集長を務める。2019年からはWEBマガジンの新規立ちあげならびにリニューアルに編集長として携わり、現在フリーで活動中。日本旅行作家協会会員。

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