gourmet_おふとりさま

イタリアのマンマの味、メレンゲクッキー

メレンゲクッキーがこんなに美味しいなんて

イタリアのマンマお手製のトルテッリでおふとりさました後は、コーヒーを飲みながらの歓談です。イタリアでの食後のドルチェは、ちょっといつもヘビーです。甘さもさることながら、量もハンパでないことが多いのです。いつも、「半分以下で」とお願いします。

さて、本日ご紹介するのは、この日のドルチェではなくて、撮影していた時に出されたお茶菓子です。
みるからに砂糖菓子。わた飴をはじめとして、りんご飴も苦手ですが、マカロンやマシュマロなども大のニガテ。食わず嫌いではなく、食べてニガテになったスウィーツです。おもてなしは、喜んで受けるべきとは思いつつ、さて困ったな、というのが第一印象でした。
しかし、同行していたスタッフが、びっくりするほど美味しいリアクションをするので、ならばとひとつ。食べることができないほどキライ、ではないのです。


モグモグ……、えぇっ! うまれてはじめて、砂糖菓子を心からおいしいと思った瞬間でした。
サクサクでほのかな甘さ。そして香ばしさが最後に口に残ります。粘着的に口中に甘さが残るのではなく、スッと軽く広がって、爽やかに消えていく甘さ。
気がつくと、2個3個と口に放っていました。
これもマンマのお手製。
メレンゲと砂糖だけで作るそうですが、肝心の作り方は忘れてしまいました。きっと、聞いても同じように作れないなと感じたので、話半分で聞いていたのです。
お土産にビニール袋に詰めてもらいましたが、これがそのままマーケットで買える商品だったなら……。

イタリアで食べると、なんでも美味しく感じてしまうのです

何を食べても美味しく感じてしまうイタリアで、砂糖菓子でおふとりさま。

そうそう、食後にはワインとチーズのてんこ盛り。チーズも好きな方ではなかったのですが、不思議と現地ではおいしく食べることができました。やっぱり食べ物って、その土地のものに限りますね。そしてさらに、おふとりさま。

  • この記事を書いた人

ニシヤマヨシヒコ

大学卒業後、ドキュメンタリー映像の助監督を経て出版業界へ。某建築雑誌の版元で編集技術をマスターし、クルマ系雑誌編集部のある版元へ移籍。その後、版元を渡り歩きながら興味の赴くままにカメラ雑誌、ガレージ雑誌、グラビア誌のほかにBMWやランボルギーニの専門誌などを立ち上げ、2017年までスーパーカー専門誌の編集長を務める。2019年からはWEBマガジンの新規立ちあげならびにリニューアルに編集長として携わり、現在フリーで活動中。日本旅行作家協会会員。

-gourmet_おふとりさま