bicycle_二輪書

10年前のチューブからエア漏れのBD-1

BD-1は、birdy classicという名で、現在も販売中です。

意外と落とし穴の空気圧

新東名高速をある欧州車で走らせていたとき、オイシイ速度域でなぜか真っ直ぐ走らないことがありました。
そのメーカーならば、ベタッと地に吸い付くような安定した走りが、ステアリングから伝わってくるはずなのに……。
近くのSAでタイヤの空気圧を測ると、やっぱり……。
前輪の左右の空気圧がまったく違っていたというオチ。

タイヤが走りの命

タイヤのついた乗り物は、タイヤの空気圧の加減でまったく乗り味が変わるのは、自転車も同じ。
すぐにエアが抜けてしまっているようなのです。
しかも完全に抜けきってしまうのではなく、空気を入れた翌日に、1.0barほど減っているという具合。
BD-1を購入した2008年当時から、空気が入れにくくて意外と不便だった仏式バルブ。
慣れてないせいもあったかもしれませんが、いよいよ調子が悪くなったのか……。

タイヤを外してチューブを確認してみると、
なんとバルブ根本付近に穴が空いていました。


さっそく交換。
純正のリムテープに傷みは見受けられませんでしたが、パナレーサーのリムテープ Poly-Lite [H/E 18×15mm]に交換。純正は黒い布テープのようなもので、あまりクッション性はないような感じ、

ついでにチューブも一緒にパナレーサーで。


スローパンクチャーしていたのは、前輪でしたが、一緒に後輪も交換しました。
10年前のパーツですから、前輪が寿命なら後輪も同じ。

さっそく走ってみると、リムテープの交換が利いたのか、乗り心地もよくなったような……。
しかし、新車の時はもっとよかったような……。
そこで思いつきました。
10年前のタイヤで乗り心地がいいはずもない、と。
タイヤは溝が残っていても、樹脂が硬化して乗り味が悪くなります。
グリップも落ちるし……なんて、クルマなら当然のことを自転車だと見逃していました。

なんか、まだまだ納得のいくBD-1になるまでには、少々お時間が必要のようです。

  • この記事を書いた人

ニシヤマヨシヒコ

大学卒業後、ドキュメンタリー映像の助監督を経て出版業界へ。某建築雑誌の版元で編集技術をマスターし、クルマ系雑誌編集部のある版元へ移籍。その後、版元を渡り歩きながら興味の赴くままにカメラ雑誌、ガレージ雑誌、グラビア誌のほかにBMWやランボルギーニの専門誌などを立ち上げ、2017年までスーパーカー専門誌の編集長を務める。2019年からはWEBマガジンの新規立ちあげならびにリニューアルに編集長として携わり、現在フリーで活動中。日本旅行作家協会会員。

-bicycle_二輪書
-, ,