BD-1で走破した、東海道五十三次の旅の記録。2018年3月23日〜28日の4泊5日をかけたポタリングの様子を宿場ごとにレポートしています。
DAY 3 18:21_吉田宿
2018.3.25
ジグザグなルートを標識に沿って
火打坂を登りきると、大きな園芸店の駐車場が左に見えてきます。その少し先を左折、道なりに進んでいくと、右手にマクドナルドが現れ、東海道旧道は国道1号線と合流します。
まだこの日、宿泊するホテルは決まっていませんが、力を振り絞ってペダルを漕いでいきます。緩やかな下り坂なので、スピードも乗ってきます。
豊橋市西新町と書かれた歩道橋が見えてきたら、左折します。歩道橋を使って、向こう側へ渡るのもいいでしょう。歩道橋を下りたところが吉田宿の江戸方。それを証明するかのように歩道橋のたもとに、小さな門がポツンと建っています。
しかし、このときは日没ギリギリだったので、左折してすぐの信号で横断歩道を渡って東海道旧道のルートを辿ることにしました。
吉田宿本陣跡まで、東海道旧道は左折→右折とジグザグですが、きちんと「東海道」の標識が立てられているので、まず迷うことはないでしょう。
本陣を通り越したら、右手にローソンが見えてくるので、その先を右折です。歩道も広く、道路が整えられているので気持ちよく走ることができます。
国道23号線をクロスするポイントに、歩道橋のたもとにあったのと同じような門のモニュメントが右手に見えます。ここが吉田宿の京方。3日目の最後の宿場、吉田宿を走破したことになりました。
東海道旧道は国道23号線をまっすぐ突っ切り、緩やかな下り坂となって豊川方面へ進みます。旧道のルートは、川沿いの道より1本手前なのですが、そのまま豊川の土手へ。ここが吉田宿の浮世絵ポイントなのです。
真っ白に燃え尽きました
陽はすでに落ちていて、豊橋の向こうの空は、消える間際の線香花火が最後に見せる煌めきのように、一瞬強くオレンジ色に染まりました。
──3日目終了。燃え尽きました。
ここでS兄ィと別れることに。本当は3日で三条大橋まで走る予定でしたが、想像していた以上にBD-1のスピードが上がらなかったのが原因です。S兄ィとは、3日間だけ一緒に走ることを約束していたので、ここで別れることになったのです。
ナイトランも考慮して、S兄ィはかなり明るいライトを装着していましたが、それに比べて私のヘッドライトは、たったの15ルーメン。街路灯もない真っ暗な道だと、かなり心細い仕様なのです。彼は三条大橋からさらに先の高知を目指して颯爽と走っていきました。
そして私はiPhoneでこの日の宿探し。
運良く豊橋駅前のビジネスホテルを予約することができました。昨晩は人生初のネットカフェ泊のため、お風呂どころがシャワーも浴びていません。熱いお風呂目指して、真っ暗になった道を豊橋駅前へ向かいます。
注:〈 〉内は交差点名を表します。
●GoProからの1枚
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