ART of cycling_二輪書
BD-1を56Tと47Tのダブル化にする
56Tと46T、旅先では交換が実は面倒
中山道旧道を走破した際、56Tと47Tのフロントギアを上手く使い分けました。
つまり、登りの多い日は47T、平坦なルートが多い日は56Tという具合です。
1日目、6日目のみ56Tを使い、峠越えなどアップが多い2、3、4、5日は47Tを使用しました。
フロントギアは、宿泊したホテルで交換するので、いざ走り出したらその日1日はずっとそのままです。
5日目は、碓氷峠、塩尻峠、馬籠峠……などといった激しい峠越えもなかったので、56Tでもよかったかもしれません。
旅を終えて、ふと思いつきました。
フロントをダブル化したら、荷物も少なくて済むんじゃない? と。
過去にはフロントダブルのBD-1も売られていたらしいし。
しかし、フロントをダブルにして、手元でギアチェンジできるようにすると、BD-1に装着するパーツが煩雑になって、折りたたみ自転車としての魅力が削がれてしまいます。
見た目がスッキリしていることも大切。
そもそも、登り坂がずっと続く時や急坂の時にだけ47Tにしたいのです。フロントをダブル化できたら、レンチ一本で手を汚すことなくチェーンを掛け替えられるのでとても便利。
56T化した際に、チェーンガード2枚でサンドイッチしているのですが、それは折りたたんだ際にチェーンが外れないようにするためです。
イン側のチェーンガードの代わりに、47Tを装着してみたらどうなるか、実験してみました。
手動切替フロントダブル化、成功!
当初、チェーンがフレームその他に干渉するのではないかと予想していましたが、なんと、一切干渉なし!
しかも、リアディレーラーなど、なにひとつ調整しないで、47Tで全段使うことができたのです。
嗚呼、なんで最初からこんな簡単なことに気がつかなかったのでしょう。
フロントをダブル化したら、フロントにもディレーラーを装着して、手元で変速できるようにしなければならないという常識に囚われていたせいです。
ウルトラスーパーライトなBD-1でのポタリング旅を目指しているのですから、荷物を減らすことに意識を集中させれば、中山道旧道の旅でもこのフロントダブル仕様で臨めたはずです。
次の目標である甲州街道旧道では、この仕様でチャレンジして検証してみようと思います。
BD-1を47T化したお話はこちら。
BD-1を56Tに戻したお話はこちら。
BD-1を58T化したお話はこちら。
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