BD-1で走破した、東海道五十三次の旅の記録。2018年3月23日〜28日の4泊5日をかけたポタリングの様子を宿場ごとにレポートしています。
DAY 5 21:57_新幹線
2018.3.27
ご褒美は、ローストビーフ
新幹線のチケットは、スマホで予約を取っていなかったため、みどりの窓口へ。輪行袋に入れる時間も惜しく、京都駅前の駐輪場にBD-1を停め、GoProやバッグを外していると、駐輪場の監視員のおじさんが、私をしっかりとマーク。
盗まれそうな荷物をすべて外したら、きちんとチェーンで施錠(有料)しますからご心配なく。というか、監視員がいるのなら、金目のものは入っていないバッグを外さなくてもいいと思うのだけれども、きっとそういうときには役に立たない監視員のようなので、ここはしっかりと。
新幹線の予約を取っていないので、輪行するための最後尾をゲットできるか否か不安でしたが、難なくゲット。
発車時刻まで時間があったので、京都駅で夕食でもと思ったのですが、どこも人が並んでいるため、駅向かいにある「なか卯」で手早く済ませることに。ゴールしたという達成感のためか、親子丼にするつもりが、なぜか「黄金ローストビーフ重」にビールをつけてしまいました。
疲れていたせいか、これがまたとても美味しく感じられたのです。
駐輪場からBD-1を出し、駅前でBD−1を畳んで輪行袋に。これで本当にBD-1の旅が終了したということを実感。京都駅から新横浜駅まで、新幹線だと2時間ほど。BD-1で5日間かけて走ってきた距離を、たったの2時間って……。なんとも感慨深いものがあります。
BD-1で行く東海道五十三次旧道の旅のきまりごとと反省点
1)自分の脚でペダルを漕いで走破すること。以上。
今回の東海道旧道の旅の決まりごとは、上記のひとつだけ。
とはいえ、ペダルを漕いで走れない山道や階段の場合は、自転車で走行可能なルートを選択する(もしくは自転車を担ぐ、または押して歩く)ことにしました。
ただし、問題もありました。この旅の前に、トップスピードを上げるために、56Tから58Tへと変更していたのです。そのため、急坂はなかなかペダルを漕いで登ることができず、ずいぶん時間がかかってしまいました。これは反省点。
あと、脱着がしやすい三ヶ島製のペダルですが、疲れると滑ってしまうのでもっとグリップしてよりパワーをロスしないものに交換したいとか、GoProを防水ケースに入れておけばよかったなどといった装備の面だけでなく、体力を鍛えておかなければいけなかったと反省。
中山道はさらにきつい上り坂が待っているはずなので、体力をつけておく必要があります。このときは、毎日筋トレをしようと心に誓ったのですが、もちろん三日坊主の誓いにすぎません。
BD-1で行く東海道五十三次旧道の旅の記録
備忘録的に改めて旅の記録を。
・走行距離/走行時間
いまはなきライフログアプリ「Moves」で算出した走行距離と走行時間です。休憩などの時間は含まれていません。だいたいの目安です。
2018年3月23日
日本橋〜三島 125.5km/10:45
2018年3月24日
三島〜島田 98.8km/9:00
2018年3月25日
島田〜吉田 101.2km/9:11
2018年3月26日
吉田〜亀山 135.8km/11:28
2018年3月27日
亀山〜三条大橋 91.1km/8:10
・宿泊先
宿泊先は、当日にスマホから予約。その日の体力などを考慮しながら、行けるところまで走って宿泊するというスタイル。なるべく東海道旧道から遠くない基本的にビジネスホテルのみに泊まる予定でしたが、2日目は近くに宿泊施設を予約できず、初めてネットカフェに泊まることに。これもまた経験です。
2018年3月23日
東横イン富士山三島駅
2018年3月24日
快活クラブ島田店
2018年3月25日
コンフォートホテル豊橋
2018年3月26日
ホテルエコノ亀山
東海道五十三次旧道の旅をサポートする味方
今回の旅で参考にした本とアプリも紹介しておきましょう。
・文庫
決定版 東海道五十三次ガイド/東海道ネットワークの会21/講談社+α文庫/743円
私が使っていたのは、「新版」になる前の「決定版」の方です。
文庫サイズというのが嬉しい一冊。ほぼ全ルートの地図もありますが、縮尺が小さい&道路が曖昧なため、実際に地図として使うとなると心もとないものがあります。
ただし、各宿場の歴史などは比較的詳しく書かれているので、事前に読んでおけば、気が付かない見どころなどを知ることができます。
・アプリ
東海道五十三次/GROUND-BASE INC/45.3MB/490円
この地図アプリで、今回の東海道の旅はルートミスすることなく走破できました。
スマートフォンをハンドルにステーで取り付け、自分の位置をGPSで補足してくれるので、ナビゲーションとして利用。
宿場の江戸方、京方、それに本陣、浮世絵のポイント(すべてを特定しているわけではない)、一里塚(所在不明な一里塚は推測)などもポイントされているので、とても便利。
ただし、常時オンにしているため、スマートフォンはバッテリーに繋いで使用していました。
圏外の地域ではマップが見えないというユーザーのレビューもありますが、auの自分の場合、いっさいそんな事はありませんでした(同じシリーズのアプリである中山道六十九次、甲州道中四十四次も大丈夫でした)。
このアプリ(とバッテリー)さえあれば、地図は不要。ひとつ注意点があるとすれば、この地図アプリは徒歩が前提なので、自転車では走れない峠道などがある点です。箱根などがまさにそう。自転車で旅する人は、ご注意ください。
▼東海道五十三次のゴールはこちら